新聞もテレビも連日コロナの話で賑っているが、建築設備の技術屋としては、「換気が悪い所には行かない」などの抽象的な表現でなく、もう少し数字的な裏付けが欲しい。

ライブハウスにおける感染事例は多い。この原因としては、テナントビルに入った場合に適切な換気設備となっていない可能性を指摘したい。設計当初からライブハウスとして設計された場合は入場者に見合った換気設備が設置されていると思われるが、一般テナントビルでは、事務所、物販店舗、飲食店等別用途の仕様の換気設備が設置されている場合がある。

建築基準法の改正で地下階の居室が認められたため、住宅やマンションで半地下住宅が建設されるようになった。道路冠水での浸水の危険は察知できるが、建築設計者はもちろん、設備設計者・技術者でも気が付かないのが、排水管からの逆流である。

マンションと水害

2019年10月30日

今年の連続台風による氾濫、浸水被害については、治水の大切さを知らされたが、個々の建物の浸水対策については、建築関連の技術者として関心のあるところである。
1階が水没するほどの河川の氾濫には対応しようがないが、いわゆる内水氾濫程度の雨水については、建築で十分対応可能である。このあたりの話は、僕の本にも書いてあるし、建築設備トラブルのセミナーでも取上げている。
今回の武蔵小杉のタワーマンションの浸水事故では、(原因不明のためであろうが)マスコミは浸水の原因とかを究明せずに、ただただ建設地とタワーマンションに問題がある報道だけをしているのは問題である。
少々堅苦しい話となるが、読者の皆さんに問題提起して、マンショントラブルについて認識をしていただきたい考える。
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頑張る78歳

2019年10月24日

山口県で行方不明の2歳の男の子藤本理稀君を発見した、78歳の尾畠春夫さんの活躍が話題になっているが、僕の大学の同級生A氏も、活躍の場は違うが、技術屋として大活躍している。

断捨離の対象の内、専門の雑誌は後になるが、建築雑誌には設備の記事が少ないので処分対象である。
既に以前から関心のあるところだけ切り抜いてあったが、再度の見直しをしている。
日経アーキテクチュアの2006年の各号は、前年11月に発覚した「建築構造計算書偽造事件」で持ちきりであった。

導入パラグラフはどんなコンテンツがあるのか読み手にイメージしてもらうことができます。ブログ記事の項目リストでもいいでしょう。フォーマットを使い分ければ、テキストが読みやすくなります。フォーマットについては続きをお読みください。

今年(西暦2000年、平成12年)の3月に長年勤務していた設計事務所を定年退職した。昭和38年の卒業以来設備施工業に8年半、建築設計監理業に28年半、計37年間建築設備関係の仕事に従事していた事になる。この間、技術的な又は技術以前のトラブル・クレームに数多く遭遇したが、これらトラブルの原因を性格付けしてみると『マサカ』と『ヤハリ』に大きく分けられる。設計監理、施工、建物管理いずれの立場にあっても、経験の浅い時期は『マサカ』によるトラブルが多く、経験を積むにしたがって『ヤハリ』の要素が増えてくる。しかし幾ら経験を積んでも『マサカ』は文字どうりの『マサカ』であって思いがけない所からトラブルが発生する。これに対し『ヤハリ』は予め想定出来るので何らかの対応が可能であるが、予想を上回ってトラブレ...

北海道地震の体験

2018年09月05日

某財団のセミナーで5年前から省エネルギー関係の話をしている。
地方に行ったときは、その地にいる昔の会社の仲間と会うことにしている。
今年は9月6日に札幌でのセミナーに行くので、数年前に亡くなったサブコン同期の友人の墓参りを予定した。
しかしダブルパンチを食らって、セミナーも墓参りもお流れとなった。それどころか札幌から脱出するのに一苦労であった。
時系列で述べると。

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