□暑さとエアコン②

2022年07月07日

先日の暑さとは直接関係はないが、都市の暑さには空調方式が関係している。

むかしとビルの空調いうほど昔ではないが、僕の現役時代は大型ビルの空調方式はセントラル方式が殆どであった。ビルマルチ方式等の個別機器のグレードアップに伴い現在は個別方式全盛時代である。問題は建物の熱をどのような形で室外に放熱するかである。個別方式では冷房負荷は顕熱で放熱する。しかも外気負荷、人体負荷のうちの潜熱も全て顕熱に変えて放熱する。従って都市の外気温度は上がる。セントラル方式では放熱は冷却塔で行われるから潜熱でも放熱されている。したがって外気温度の上昇割合は小さい。

前回のコラムに外気温度が上がると室外機の運転停止に繋がると書いたが、実際は室外機に水をスプレーして対応している。これにより外気温度の上昇をどの程度小さくできるか、このデータも欲しいものである。

Copyright © 2019-2020  建築設備解体新書 All Rights Reserved.
Powered by Webnode
無料でホームページを作成しよう! このサイトはWebnodeで作成されました。 あなたも無料で自分で作成してみませんか? さあ、はじめよう