◆「設備工事の失敗例と対策」冷暖房換気編①

2020年10月21日

昔のトラブル本から参考になりそうな話を取り上げているが、給排水設備の失敗事例の紹介のタイトルのつけ方では一般的すぎるので、初めから出典が分かるようなタイトルに変える。今までの分も今後変えておきます。

  • 暖冷房設備の失敗例

タイトルから時代(1978年初版発行)を感じさせる。最近は暖房単独の設備など設置されることもないと思うが、参考までに・・・・。

  • ダンスをしている放熱器―一管式配管の欠点―

一管式配管というサブタイトルに、ほとんどの方は"?"と思われたのではないだろうか。

若い技術者の方は、設計したことはなくても、暖房設備で放熱器(ラジエーター・コンベクター)への蒸気・温水の供給には往・還の2管が常識であろうが、蒸気暖房の場合は1管式という配管方式があったのである。蒸気と環水(ドレン)を同じ管で供給する方式で、配管工事が節約できる。

横管は、先下がり勾配とするので問題はないが、放熱器への立ち上がり管は、蒸気と環水が同じ管を使用するので、コンベクター内部で衝突して振動、コンベクターがガタンガタンとゆかうえをはね回っていたとのことである。コンベクターの先端をあげて(ドレンを流れやすくし)、床下の配管勾配も環水が流れやすくした。(配管例は後日掲載)

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