◆「設備工事の失敗例と対策」冷暖房換気編② 1.1.2温水ボイラの湯が急激に減る 1.1.3馬糞がボイラの漏水を止める

2020年10月22日

1.1.2温水ボイラの湯が急激に減る-膨張タンクの通気管を塞いだ-

温水暖房設備の膨張タンクの通気管の先端を、屋根ふき職人がゴミが入らないようにぼろ布を詰めて竣工後もそのままになっていた。そのため、膨張した温水がオーバーブローして温水がどんどん抜けた。ドレン管が低い位置まで下がっていたためサイフォン現象でボイラの水まで抜けそうになったそうである。

  • 馬糞がボイラの漏水を止める

セクショナルボイラを組み立てたが、漏水が止まらず、耐えなおし時間もない。米軍の技術者(米軍の施設の事例であるようだ)が馬糞を拾ってこいというので、近くの厩から拾ってきて、ボイラの蒸気取り出し口から入れたら、しばらくして漏水は止まった。「一同呆然として、感心したり不思議な顔をしていた」(著書原文のまま)とのこと。

但し、ストップ弁に繊維上のごみがつかえるので取り替えたのことである。

この現場の話かどうかは不明であるが、同じような話は、施工会社に在籍中に聞いた。

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