◆トラップの有無を確認申請時にチェック

流し排水のトラップの件で思い出したことがある。トラップの設置や通気管の基準などは建築基準法にも定めれれているが、確認申請のチェックは殆んどなかった。

姉歯のおかげで増えた余計な仕事が、確認申請時にトラップの図面を添付する事であった。

排水器具でトラップが付いていないものはない。なければ設計者・施工者・事業者にクレームが行く。したがって、チェックの必要は全くないと言ってよいが、基準法に決められている通りになっているか、確認申請時にチェックするという手間のかかる話となった。

この話は当然ながら、数年後に取りやめになったとの事。この事件の際は小生はOBであったので、この事は昔の仲間に聞いた。この時できた設備設計一級建築士の資格は取ったが、役立てないうちに、数年前の講習会にはいかなかったので資格は抹消されているであろう。