◆マンションの浸水対策③
2022年03月28日
建築設備士3月号の委員会報告にあった堤防の決壊事例の場合は、水位にもよるが建築設備での対応は不可能である。ここでは、集中豪雨による道路冠水や、内水氾濫などによる建物への浸水防止対策について述べる。マンションに限ったが、一般ビルの場合も同様である。
集中豪雨時の浸水・水没対策 について述べる。
◆建築的対応・・・周辺からの雨水の流入防止
- 建物出入り口部分を道路より高くする。・・・当然のことであるが稀に周辺道路からのレベルすれすれのを見かける。
- ドライエリアや周辺より低い敷地は、立上り壁で浸水を防ぐ他、出入口に段差をつける。(半地下建物、半地下マンションであり、別項で述べる。)・・・・・建物ではないが昔の地下鉄の出入口は必ず1,2段上がってから下りるようになっていた。最近の都営地下鉄では段差がなく(勿論道路面よりは少し高くなっているが)集中豪雨の度に防水板を付けている。スカートの女性が入りにくそうな映像がテレビで流されていた。
- 防水板の取付け。又は土嚢・吸水バッグを備品として用意。
- 想定水位以下の部分に開口部を設けない。