◆マンションの浸水対策⑥
2022年04月03日
▢半地下住宅・マンション対策
◆ 敷地に関する建築基準法の規定
第十九条 建築物の敷地は、これに接する道の境より高くなければならず、建築物の地盤面は、これに接する周囲の土地より高くなければならない。
ただし、敷地内の排水に支障がない場合又は建築物の用途により防湿の必要がない場合においては、この限りでない。
2 湿潤な土地、出水のおそれの多い土地又はごみその他これに類する物で埋め立てられた土地に建築物を建築する場合においては、盛土、地盤の改良その他衛生上又は安全上必要な措置を講じなければならない。
3 (雨水・汚水排出用の下水管、下水溝又はためますの設置)
4 (崩れ等による被害防止のための擁壁の設置その他)
🔷半地下住宅排水設備問題点
・問題なのは、下水本管レベルが低い場合は直結排水できることである。
・この場合は道路が冠水していなくても、下水本管が満流状態になっていた場合は排水機能障害が起きる事である。マンションの場合は最下階の排水端末の住居で、上階からの排水が噴出する事である。
・対策としては、最下階系統の排水を排水貯留槽を設けポンプアップ排水とすることである。東京都下水道局のパンフレットにも掲載されている。小生のコンサルレタントで改修した事例は2つあるが、何れも事業者側を説得するのに大変苦労した。
(図面を張り付けられませんですみません)