◆地熱噴気をお湯にしたい

2020年09月29日

<地熱噴気利用> 水深が深いと温泉の噴気が出なくなる

温泉地では、地面から水蒸気が噴出しているところがよくある。この水郷気を使って湯を沸かせたいと考えるのは当然である。この例では約10㎡ぐらいの噴気の場所を囲って、そこに谷川の水を引き込んで噴気の熱を温水にすることを試みた。

石の間から出てくる噴気は、手をかざすと耐えられない熱さとの事。しかし5cm程度の水を張るとお湯にはなるが時間がかかる。色々と水量の加減をした結果、噴気の表面を1cm程度の厚さにすると良く沸くことが分かったとの事。水深が深いと噴気に圧力がかかりすぎるので、薄く流して温める方法が分かるまで1カ月ほどかかったそうである。

教 訓 水圧と空気圧との差はそれほど大きいということである。

出 典 「設備工事の失敗例と対策(飯野香編」2.1.4(P.72)

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