◆理工系の女性日本最下位(R3.10.8)

2021年10月08日

上記タイトルで、下記の記事が新聞に載った。

『OECDが加盟国各国の大学などの高等教育機関の入学者に占める女性の割合を調べた所、日本は平均を大きく下回り、「自然科学・数学・統計学」の分野で27%、(OECD平均52%)「工学・製造・建築」で16%(OECD平均26%)と、比較可能な36か国でいずれも最下位であった』

恩師の事務所勤務の頃、近くなので母校に行くことがあると、キャンパス内に女子学生が多く、女子大になったかと思う事もあったが、上記のように世界の体制からは遅れていることが分かった。

小生の学生時代(昭和34年入学、昭和38年卒業)には、建築学科の同級生には女性は1人であった。記憶では、数学科と化学科に1人いたようである。

3年生の時に機械工学科の先生の授業があった。建築設備で使われる、冷凍機・ボイラ・ポンプ・ファンなどの機械につての講義であった。この講義の際に、教授は授業を始める前に、「君たちの兄弟、親戚、友人の妹などに理科の好きな女性がいたら、ぜひ早稲田の機械学科を受験するように勧めてくれ。答案用紙に名前さえ書けば合格させてあげるから」とおっしゃったほどであった。

昨今では、建築設備技術者協会に設備女子会もあり、会報にも女性技術者の発表も見られ、女性の進出が多くなったと思っていたが、世界の情勢からこれどは遅れているとは知らなかった。

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