◆NHKで放送された『マサカ』と『マタカ』(令和2年9月30日)
2020年10月01日
NHKTV水曜日夜の「ためしてガッテン」は面白い話が出てくるので時々見るが、この日は建築設備トラブルの『マサカ』・『マタカ』に対応するようなものであった。
『マサカ』の話:小さな虫がサッシの隙間から吸い込まれる
テーマは住宅の大型照明器具のカバーに小さな虫の死骸が溜まるというトラブルであった。
夜間に窓を開放すれば虫は入ってくるが、通常網戸で防げる。換気口も同様である。
原因は給気口(換気口)を閉めたままで換気扇を運転し、サッシの隙間から虫が吸い込まれてしまうことであった。室内が明るいので虫は窓近くに集まる。給気口が閉じられているので、窓サッシの隙間から吸い込まれる風速は早い。TVであるからそこから虫が吸い込まれる状況は良く分かった。『マサカ』である。解決方法は給気口を開ける事。
給気口を開けた場合と、閉じた場合の換気扇運転による虫の吸引量は大きな差があった。
サッシの気密度はそれほど高くなっているという事であった。
『マタカ』の話:ポルターガイストの原因は全自動洗濯機
住宅での原因不明の音(ポルターガイスト)の原因は熱膨張の事が多いが、この日の放送ではウォーターハンマーであった。全自動洗濯機の場合は、洗い・注水・すすぎ・脱水の工程で、自動的に水をON-OFFさせる。この際のウォーターハンマー音は小さいが、配管の状況によってはどこかで音が出る。
この事例は、目にするのは初めてであったが、現象的には『マタカ』である。