◇マンション騒音トラブル現地調査(R4.06.23)

2022年06月24日

以前から相談のあった、 都心のマンションの騒音トラブルについて、実際の音を聴きに行くことになった。場所は浅草近辺で、現地に到着後周辺を一回りして、20時に訪問した。
建物は十数階二百数十戸の大規模都市型高層マンションでお大通りに面している。ここの下の方の階の住人の方が、色々な近隣騒音で困っているとの事であった。状況を聞いたのち、手持ちの図面を見て問題点を把握した。まず、ポンプの運転音が気になるという事であったので屋外設置の受水槽周りを調査した。給水設

設備系統図がなかったので、給水システムは不明であり、外からではポンプ位置は不明であった。
建設地は市街地ではあるが、夜間は車の通りも少なく静かである。しかし、市街地騒音に配慮してサッシは2重サッシであった。その割には設計における音に対する配慮が不足しており、給気口には消音装置がないので、道路での話し声や上下左右の住戸の音がよく聴こえるとの事であった。また、当該住戸の寝室の壁の隣には隣戸の厨房のキッチンユニットが接しており、朝からの厨房音が聞こえるだけでなく、この厨房の排水管のシャフトも相談者の寝室の壁に接しており、排水流水音が気になっているのは当然である。
最も気になる音はキーンという高周波(10,000Hzあたり)の音という事であったが、この時は確認できなかった。
後日、その音がよく聴こえる時間に再度お邪魔することで失礼した 

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