「品質不正」という言葉

2022年10月26日
  • 建築設備フォーラム10月24日号「設備ニュース1100」の編集後記に、三菱電機の検査不正問題の最終報告のメルアドが載った。

これは三菱電機のニュースリリースで、「当社における品質不適切行為に関する調査結果について(第 4 報・最終報告)」として、・ 調査報告書(第 4 報・最終報告)要約版、と・ 調査報告書(第 4 報・最終報告)が添付されている。報告書は219ページ、要約版でも49ページある。要約版を飛ばし読みした。

ここではじめてお目にかかったのが「品質不正」という言葉である。要は顧客と合意した仕様や基準について、納期や採算を理由に、設計や検査の内容を替えたというのが「不正」である。「この不正によって人の生命・身体に危害が及ぶおそれはなく、性能に関する問題も発見されていない」との断り書きは各項毎(各工場、製品)にある。

「品質不良」ではないという意味であろう。僕は機械設備屋であるが、確かにこの社の製品に関しては信頼於けるものであったと思う。

断り書きのように、製品に「品質不良」がなかったのであるなら、受注時に仕様や基準のオーバースペックについては、変更を求めるべきであったと思う。国の基準に違反していたかどうかについては不明である。

換気扇類に関する「不正」に関しては、第3報を見てから感想を述べたい。

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