「給排水設備:新トラブル事例・対策集」(日本建築設備士協会編)②

2021年07月28日

第1章「トラブル事例の内容と分類」の第1節「原因と頻度」では、昭和50年から60年までに、大手ゼネコン、サブコン数社がまとめた数値データを、トラブル項目別に、発生件数頻度と原因について、「分類図-1」にまとめてある。

トラブルの項目は、漏水(100)、機器作動不良(77)、温湿度効果不良(23),蒸気漏れ(19)、流量異常(15)、騒音(12)等々で(以下略)、原因は、設計・施工・製品・維持管理に分類されている。尚、9番目に「能力過不足」事例が9件あり、解説では機器の選定に誤りがあったことを示していると述べているが、このころにはリミット設計という考え方があったことも原因かと思われる。

「分類図―2」では、発生場所と頻度を表にしており、配管・機器・風洞・制御・断熱の各項について設計・施工・その他の原因による発生頻度を図にしてある。

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