「給排水設備:新トラブル事例・対策集」(日本建築設備士協会編)④
2021年08月01日
第2節では、「トラブル事例諸文献の目次内容と分類」として、出版済みのトラブル本で紹介された、給排水設備のトラブルを分類・表示している。
文献は、このホームページのこぼれ話で紹介されたうちの6冊で、タイトル分類項目は文献により分け方が違うので、下記の10項目に分けられている。1.ポンプ、2.タンク、3.衛生器具、4.給湯ボイラ、5.給水配管、6.給湯配管、7.排水・通気配管、8.ガス配管、9.消火設備、10.その他。
各項のトラブルと内容(評現)・出典をページまで上げて表示してある。事例は200項目以上。
もう少し具体的にわかりやすくトラブル内容を表現してもらいたいところはあるが、これだけのものを纏められた委員会の方に敬意を表する。
第3節「トラブルの診断と対策」では、計画・設計、施工、維持管理の各段階での問題点をあげており、特に「設計のミスをカバーするのは施工段階」という社会通念を問題としている。
ミスをなくすための対策もいろいろ挙げられているが、ここでは省略する。