コロナウィルス対策についての考察⑰~ヒートショック対策

2021年01月19日

先日の読売新聞ではコロナ対策の換気でヒートショックとなった事例が紹介された。換気のために窓を開ければ室温が下がる。風呂上がりに寒い部屋に入ってヒートショックとなったようである。

コロナ対応でこまめに換気すれば冬は室内温度が下がる。しかしどの程度の時間窓を開放すればよいか、換気量がどの程度になるのかについては、データがあるのであろうか。どこかのマンションや住宅で調査しデータを取れば何らかの目安になる。このようなことは、役所や学会が行うべきことであると思う。

先日述べたように、レンジフードの運転で、窓を何分間か開けた場合との比較があれば、換気設備での対応ができ、ヒートショックを防ぐこともできる。

また、24時間換気システムの効果についても述べられていたが、この風量は換気回数0.5回/Hrであり、充分な換気量であるかどうかについてはエビデンスがない。レンジフードの換気量よりは少ないが、浴室・便所の一般換気を行った方が24時間換気よりは換気量は多いのが一般的である。

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