ビルの省エネチューニング④
2022年08月29日
2.何故省エネチューニングが必要か
ビルの運用面から見ると、省エネルギーを行うための問題点が挙げられる。これらは①負荷条件の問題, ②管理運営上の問題,③ビルの設備特性に分けられる。これらの問題点を検討すると、省エネルギーチューニングの必要性が導き出される。
①負荷条件の問題
業務ビル設備は各建物によって、負荷変動要因が多きく異なり、なおかつ変動幅も大きい。特に空調設備にその傾向がみられる。これらの要因をあげると、負荷条件、季節変動、設備方式、入居率、運転時間・稼動率などである。
・・・・これらの要因は個々のビルによって違っており,採用されている省エネルギーシステムも建物によって違っている。したがってビル設備の省エネルギーを行うためには,ビルの 設備内容・負荷変動要因によって対応が異なることを認識しておく必要がある。