ビルの省エネチューニング⑧

③ビルの設備特性③・・・設計条件と使用条件の違いはおおむね次のようになる

• 室内発生負荷（一般事務室）

　：照明　　　　　　　　　18W／㎡（LED化により減少傾向）

　：事務機器類　　　　 10~15 W／㎡

　　　合計　　　　　　　 28~35 W／㎡

　　　実態　　　　　　　 20～25 W／㎡

　：在室人員　　0.1~0.2（0.15）人／㎡

　　　実態　　　　0.1 人／㎡　 （部門により幅がある）

　：外気量　：30m3／H・人　⇒　実態に合わせる

③ビルの設備特性④・・・機器類選定条件と使用実態の違いもある。（数値は国交省基準による） 

・熱源機器

　冷凍能力　HRC＝K１・K2・K3 ・ K4・K5・qｍ

　　　　 qｍ：建物時刻別冷房負荷集計の最大値

　　　　 K１・K2・K3 ：ポンプ負荷・配管損失・装置負荷係数

　　　　　　　　　　（ K１・K2・K3 ＝1~1.05）

　　　K4 ：経年係数（=1.05）

　　　K5 ：能力保障係数（=1.05）

　これによる冷凍能力は　HRC＝（1.1～1.158）・qｍ

・空調機冷温水コイル列数

　偶数列となるため余裕が大きくなる傾向がある。・・・例：計算4.5列　⇒　選定６列）