ビルの省エネチューニング⑮
2022年09月27日
4.チューニング事例②~外気取入量削減 ~
・外気取入れ量削減効果を調べるには、縦軸にエネルギー使用量、横軸が外気エンタルピーのグラフに、外気量削減前後の両者を関連付けた散布図を作成し、線グラフとすればよい。
■対象建物:都内オフィスビル 延床面積40,000m2
■実施条件
空調機25台の外気取入量をチューニングにより変更して、空調機で消費される冷水熱量(地域熱源受入熱量)を1時間毎に実測
外気取入量:チューニング前 70,000m3/h :チューニング後 50,000m3/h
実施期間:平成15年9月の各3日間 (8:00~18:00)
■省エネ効果:実測データから、約8%の効果を確認
※上記グラフは、室内条件と同じエンタルピ/受け入れ熱量の点を起点とし、外気エンタルピが大きくなるほど、受入れ熱量の差が大きくなる上記8%は、外気設計条件の値である。
(出典:省エネセンターパンフレット「省エネルギーチューニング」2006.03 /省エネセンターHP)