ビルの省エネチューニング⑳
2022年10月08日
5.省エネチューニングの手引き②
◆設定値: 空調設備の機器類の運転のためには、温度等の設定が必要である。この値を見直すことにより、省エネが図れる。
・室温設定:冷房設定温度―できるだけ高く、暖房設定温度―できるだけ低く ⇒ 室内温湿度条件の緩和
・CO2濃度設定(CO2制御のある場合):ビル管法基準(1000ppm)に近づける ⇒ 在室者に合わせ外気量 の削減
・燃焼機器の燃焼空気比:できるだけ小さく ⇒ ガス冷温水機等燃焼機の空気比調整
・冷房期、中間期冷水温度設定 :高めにする ⇒ 冷水出口温度設定の変更(冷房期は可能な範囲で冷水温度設定は高めにするが、中間期は部分負荷時であるから冷房期よりも高くすることが可能である)
・冬期温水温度設定:低めにする ⇒ 温水出口温度設定の変更(大負荷・部分負荷時)