ビルの省エネチューニング⑦

2022年09月08日

③ビルの設備特性①

◆ビル設備の特徴

(1)個々のビルにより設備システム・機器・負荷条件が異なる。

(2)ビルの計画・設計時に考えられた条件と,竣工後運用されてからの条件との間には以下のような乖離生じている。 ビルの省エネルギーのためには,運用管理の段階で明ら かになるこれらの設備特性を把握しておくことが必要である。

  • 設計条件と使用条件の違い
  • 機器類の選定条件と使用実態の違い
  • 負荷変動の違い
  • 負荷変動に対する機器運転の追従性
  • 冷房時/暖房時の運用の違い
  • 室内温度分布(外周部と内部の温度の違い)
  • クレーム・トラブル

③ビルの設備特性②ー空調設備熱負荷設計条件(数値は国交省基準による) 

~空調設備設計条件は、機器選定用の目安である~

  • 夏期温湿度条件:室内 26~28℃ 50%
  • 負荷条件
  •   :外壁・窓面負荷:外壁・窓の構造による
  •   :室内発生負荷(一般事務室)

         :照明 18W/㎡、事務機器類10~15 W/㎡

         :在室人員 0.1~0.2(0.15)人/㎡

  • 外気量:30m3/H・人(建築基準法の20m3/H・人は間違い)
  • 補正係数:余裕係数 1.0~1.1、送風機負荷係数1.05

       :従って補正係数は1.05~1.16となる


Copyright © 2019-2020  建築設備解体新書 All Rights Reserved.
Powered by Webnode
無料でホームページを作成しよう! このサイトはWebnodeで作成されました。 あなたも無料で自分で作成してみませんか? さあ、はじめよう