ビルの省エネチューニング㉖
2022年10月19日
5.省エネチューニングの手引き⑦~創意工夫④温めたり冷やしたりした水・空気の利用~
①温め・冷やしたりした空気・水の有効利用
- エアコン・空調機ドレンの有効利用
:冷却塔補給水に利用する
- 冷やし、温めた空気の有効利用
:厨房排気以外の排気を、エアコン室外機や冷却塔の吸込みに利用する
②温めたり冷やしたりした空気・水を捨てない
- 冬期の煙突効果の防止
:不使用時の排気口、給気口の閉鎖
5.省エネチューニングの手引き⑧~テナント教育で省エネを ~
・現在の空調システムは個別方式が主流である。そして運用はテナントに任されている事例が多い。テナントは素人である。したがってどのように運転すれば省エネになるかは、ビルオーナーが教育すべきである。
①空気熱源小型ヒートポンプユニット方式通称ビルマルチ方式)の運転管理の周知・徹底
- 冷 ⇔ 暖の切り替えを頻繁に行わない。
- 室内の温度設定変更を頻繁に行わない
- できるだけ「弱」運転は行わない・・・「弱」運転では同じ温度設定でも湿度が下がる
- 暖房時の全自動運転は行わない
②全熱交換機による換気システムについて、特に中間期・冬期の外気冷房効果について理解してもらう