ビルの省エネチューニング㉔
2022年10月15日
5.省エネチューニングの手引き⑤ー創意工夫③その他の事例他
・コンピューターに頼らず勘ピューターを使う。・・・・省エネチューニング調査の際に見つけた事例。 熱源設備の台数制御システムが故障したので手動で制御したが上手くいって省エネ量も増えたとの事。自動制御システムの場合は、故障とならないように制御幅がやや大きくなっているので、勘ピューター制御の方が省エネとなる場合がある。
・小負荷時には1次ポンプだけで冷房可能・・・・大規模ビルの配管システムでは、1次、2次ポンプに分かれていることがある。ポンプの仕様にもよるが試す価値がある。
•熱源機器の時間内の運転停止・・・・次の事例と同じように、熱源機を止めても配管内水温がすぐに上がるわけではない。また水温が上がってもポンプが運転されていれば、冷房能力はほとんど変わらない。暖房時も同様である。
•ターボ冷凍機のON-OFF運転事例・・・・大規模ビルは配管保有水量が大きい。配管内冷水温度が上昇してもコイルの能力には余裕がある。したがって、起動(100%運転) ⇒ 冷水温度低下 ⇒ 停止 ⇒ 冷水温度上昇 ⇒ 再起動(100%運転) ⇒ 状況に応じてガス冷温水機の追いかけ運転 という運転方式での省エネ運転事例である。気象状況や建物使用状況に合わせた運転体制
・気象状況や建物使用状況に合わせた運転体制・・・・これはどこのビルでもやっている事である。