停年後の仕事⑰　省エネ関連②

省エネルギーセンターは昭和53年に創立された。

当初は、工場等の製造現場での省エネルギーに関する事業を行っていたが、小生が行く前から建築・施設の省エネルギーについてもエネルギー使用量についての調査を行っていた。

ビルの省エネルギーについてはかなり以前から、設計時に省エネに配慮した設計を行っていたが、竣工後の運転・運用をどのようにするかが重要であるということになった。

前記の病院の工事監理業務があったので、これが竣工するまでは顔出しできなかった。

（竣工前は竣工検査や試運転立ち合いなどで忙しい）

省エネセンターでの筆者配属は建築の省エネ部門で、仕事は「省エネチューニングによる省エネ効果の調査・検証」であった。長年建築設備の設計・施工に関連する仕事をしてきたが、「省エネチューニング」は初めて聞く言葉である。正直なところ何から手を付けてよいのかわからない。

委員会も組織されたが、業界の各社からの技術者もしばらくは手探り状態であった。