停年後の仕事⑱：省エネ関連③

定年後の仕事⑱　省エネルギー関連の仕事③

建築設備の省エネルギーについては、昭和五十年代の半ばごろから設計には取り込んでいたが、その運用に関してはビル管理の方にお任せという状況であった。

この委員会の委員長の意見では、昨年にエネルギー消費量の調査を行ったビルについて、どのようなチューニングを行ったらよいのか見当をつけてから調査に行ったらよかろうということであった。ビルのエネルギー消費は大きくは、照明、動力、熱エネルギーに分かれる。

しかしエネルギー消費量の分析結果を見ただけでは見当がつかない。

小生の前の席のYaさんが、某ビルにエネルギー消費量調査の打ち合わせに行くので同行しないかと誘ってくれた。

ビル管理の方と機器類の運転管理をどのようにしているかヒアリングし、質疑を交換しているうちに、こうすればいいじゃないか、ああすればどうだろうかと、省エネチューニングのネタが分かってきた。