定年後の仕事④:既存ビルの確認申請取得業務
2021年05月24日
2番目の仕事は、設計とか意見書の作成とか通常の業務にジャンル分けできない珍しい仕事であった。
しいて名付ければ、②某ビルテナント入れ替えに伴う確認申請取得業務となろうか。
勿論小生は、このビルの新築設計やテナントの改修設計などには全く関係ない。
小生のグループのビル管理会社が、所有するビルのある階のテナント入れ替えに際し役所に確認申請図を提出した。役所の設備担当から、排煙設備の変更について指摘を受けた。
設計会社や工事会社また管理会社の対応が不明であるが、どうも排煙設備の変更についてどうしていいかわからなかったようであった。
ともあれ内装工事が終わり、新しいテナントが営業を開始した。
この管理会社にいた小生の知り合いがこの話を知り、確認申請も取得せずに使い始めるとはとんでもないことであると、小生にきちんとした手順を踏むように対応してほしいと依頼された。
排煙設備の図面をチェックし、指摘事項の対応を考え(20年以上前の話なのでどのようにしたのか忘れた)役所の設備担当者と打ち合わせて合意を頂き、所轄の消防署に改修図をまわしてOKを頂いて、役所の建築担当に説明した。
「ずいぶん時間がたってますね。現場はどうなっていますか?」と訊かれたが、見ていないと答え。確認申請を受理してもらった。
役所検査はなかったようである。忙しいので小さなビルのテナント入れ替えなどは見ていられないのかもしれない。
20年前の事で時効であろうが、冷や汗ものであった。