年末のテレビで見た2つのマサカ

2022年12月29日

28日の夜のテレビ東京の番組で、マサカの設備トラブルを2つ見た。番組は今年いっぱいで閉店する行列のできるお店の紹介で、東京の中華料理屋や風呂屋、一杯飲屋等であり、閉店と聞いてそれぞれなじみ客が殺到して賑やかな様子と、閉店に至るいきさつが放映された。

このうち設備技術者として興味を惹かれたのがお風呂屋さんであった。閉店ということでいつもより沢山のお客で夕方頃にはお湯がぬるくなったとのこと。『[マサカ]の話』には、「一度に使えばお湯がなくなる」のタイトルで似たような話が載っている。このお風呂屋さんではご主人がボイラの設定を変え対応された。

その後閉店近くなって、ボイラが本当に止まってしまい、最後はお風呂に入れなくなった。似たような事例は小生も、セントラル給湯暖房設備のある高級マンションの改修工事で遭遇した。この時は原因不明でボイラが止まった。次の日は復旧したが、マンション管理組合の理事さんから、工場などではボイラなどを取り替えることにすると、突然止まってしまうようなことがよくあると教えられた。長年地元の方々に愛用されてきたお風呂屋さんのメインの機械であるから閉店に反応したのであろう。著書には「撤去する前に機械はトラブル」である。同じ建物で2つも設備トラブル事例が放映されたのも珍しいことであった。

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