建築・設備のトラブルとハインリッヒの法則①
2021年04月29日
①建築・設備のトラブルにはハインリッヒの法則は当てはまらない
事故・トラブルに関して、ハインリッヒの法則というものがあることは良く知られている。1件の重大な事故の発生前には、29件の軽微な事故があり、その前には300件のヒヤリ・ハットの事例があるということである。建築・設備のトラブルについてはこの法則は成り立たない。何故か?
建築・設備のヒヤリ・ハットや軽微のトラブルは、その程度は別としてすべて機能障害につながる。また軽微なものであっても重大事故につながる恐れがある場合は、予測可能である。
従って、軽微な段階で対応、手直しされるので重大事故にはつながらないと考えられる。