建築設備の解体新書入門⑪
2022年12月08日
(7)建築各部位と設備の関係
◆建築の各部位は設備との関連が深い・・・建築の表面に現れる設備端末機器だけでなく、建築の各部位には、設備と関連のあるスペースが多い。建築計画にあたっては、以下のように設備計画との関連を把握しておく必要がある。
(建築計画と設備計画の関係)
- 平面計画:設備機器スペース(熱源機器・空調機室、受水槽・給水ポンプ室、電気受変電室・発電機室等、室内床置ユニット、PS(パイプシャフト)、DS(ダクトシャフト)、EPS(電気パイプシャフト)
- 断面計画:設備機器スペース(天井内設置機器、ダクト、パイプ類の納り)
- 立面計画:給排気ガラリ、屋上・外壁設置機器
- 建築表面計画:照明器具、吹出し・吸込み口類等多数
⇒ということで建築計画に際して、設備への配慮が必要なことがご理解いただけた事と思う。
⇒なお、建築と設備はトレードオフの関係にあることを配慮しておく必要がある。
※建築設備に関する基礎知識はここまでとする。