昔のトラブル資料から②

2022年12月21日

・外国製の乾燥機による温風トラブル

某高級マンションに設置された洗濯機・乾燥機は外国製であった。これらは厨房の隣に設けられた家事室に設置された。扉はなかった。乾燥機の排気はダクト等で接続するタイプでなく、乾燥機の下から正面に吹き出すようになっている。家事室には単独系統の排気設備が設けられていた。

トラブルが発生した住戸では、家事室が狭く、洗濯機・乾燥機は上下に重ねて設置され、正面が厨房に向いていた。そのため上段の乾燥機を運転すると温風が厨房に向かって流れ、流しの前で作業している主婦に不快感を与えた。

対策については言うまでもない、部屋の開口部に扉をつけた。尤も温風が直接当たらないタイプの住戸ではクレームにはなっていない。外国製品等普段使っていない機器類を使用する際は、機能・取扱い方法・設置取付方法・設備/電気との取り合いに気を付けるほか、実際に使われた際にどの様な状況が発生するかについて配慮する必要がある。

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