空調設備のマサカ⑬

2023年02月06日
  • 気流

 資料による不適合率は1.6%であるが、個人的には最も不満の多い項目である。基準値以下の気流でも、体に当たる温度によって感じ方が違う。実際には温度についでクレームが多いとおもわれる。

  • 一酸化炭素

不適合率は最も低く0.8%である。注意点については104話に述べた。

  • 空気調和設備の管理について

 従来からのフィルター、冷温水コイル、送風機、自動制御設備に加え、平成15年に、加湿装置及び空調排水受け(ドレンパン)の点検・清掃が追加された。通常の空調機だけでなく、ファンコイルユニットや天井内設置機器も対象となっている。

しかしユニット型の空調機は露出設置されることは少なく、ペリカウンターや、天井内に設置されることが多く、点検・清掃は面倒である。 

 建築基準法には、、給水設備のバルブや排水配管の点検のための点検口の設置に関し規定されているが、空調設備に関しては規定されていない。

ビル衛生管理法の規定に対応できるように建築基準法も改正されるべきであろう。

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