築古マンションのリニューアル➉
2022年03月06日
ファンコイルユニット(以下FCUと略)については、新築時は各戸・各室床置き露出型であった。
竣工後(多分アパートを分譲にした後)、各戸でFCUを取り替えたり、カウンターで囲ったりするするところが出てきた。メインのリビングルーム(MLR)はFCUの後ろの外壁に外気取入れ用のガラリがある。これを囲えばFCU本体に結露する。カウンターの吹出し口についても、FCUの吹出しと繋がっているものもあれば、繋がっていないものもある。繋がっていない場合は冷風がカウンター内にまわるので、FCU停止時に、冷やされたFCUや外壁その他が結露する。FCU本体も竣工時のものを、隠蔽型に替えた住戸もある。したがって囲い方によって結露の仕方が違うだけでなく、部屋によって結露したりしなかったりがある。
FCU結露対策工事については、設置状況の違いによる他、本体の取替え(本工事か居住者負担か)や、カウンター吹出し口接続を如何するか等、設備施工会社には、個々の住宅毎に対応して頂いた。大変な作業であったと思う。どうしようもない所にはドレンパンを敷いてその上にFCUを据え付けた。今年の夏の結果次第であるが、多分何とかなるであろう。
という事で、築45年以上のマンションとの長い付き合いが終った。