築古マンションのリニューアル④

2022年02月22日

冷暖房設備の変更の検討を急がれたのは、冷却塔の取替え時期にあったからである。

竣工後約35年、時々止まるので取替えなければならない。メンテ部品も特注となる。

止まったときはどうするのか訊いたら、管理人が冷却塔に登って、羽根を手動で回すと自動的に動き始めるという事。恐ろしいことである!すぐに発注の書類を作成した。発注先をどこにするか?メンテナンスの窓口であるメーカーの代理店、実際にメンテを行っている個人会社、の他にマンションの管理会社も小生は止めなさいと言ったが参加させてほしいという。その他丁度その頃省エネルギーセンターの仕事で高砂の支店に付き合いがあったので、理事会の承認も得てそこにも見積もり参加してもらった。

結果は個人会社の次に廉かったのは高砂熱学であった。代理店や管理会社では、冷却塔は廉く買えない。半値八掛けで仕入れできる業者に勝てるわけがない。個人会社に発注するわけにはいかないので、100RT用の冷却塔の取替えは、業界のトップの会社に発注することとなった。仕事の進め方・段取りは勿論きちんとしたものであり、管理組合からは良いところに発注してよかったと喜ばれた。

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