築古マンションのリニューアル(その2)②
2022年11月11日
建物の基準階は4室で南東側にバルコニーがあり、共用廊下は反対側にある。共用廊下の外側にパイプシャフトが2か所あり給排水ガス管が収まっている。各住戸からの配管は、共用廊下の天井内でシャフトに導かれている。50年前の施工であるのでこのような配管は仕方がない。横浜の事例は当初アパートであったので配管の全面改修が複雑となったが、ここはマンションで設計してあるのでそれほど難しくない。水回りは共用廊下に面しているので、共用廊下の天井内配管工事は当然として、住戸内工事は建築工事も含め水回りだけである。尤も住戸によっては和風大便器の洋風への取替え工事もあった。施工会社はマンションの改修工事を専門にしているので、建築関係の職人も抱えている。
現地調査、見積もり依頼、見積提出、見積もり査定後、発注・着工となった。10月17日に着工、11月5日にすべての工事が終わった。マンションの管理組合の皆さんにも満足していただいた。