衛生設備のトラブル50(学芸出版社1985.07.20発行より)⑯

2022年04月16日

38)継手が抜けて大騒ぎーパイプの水漏れは簡単に止まらない―

・よくある事例である。

39)親子メーターの能力がバラバラー水道メーターの性能に注意ー

・事例1:水道メーターの親子計量に大差が出た。原因は、水道メーターのストレーナの中心部に小砂が集中した為、水流がストレーナ外周部から流入して計量歯車に周囲で合流し、乱流により軽量誤差を生じた。

・事例2:親メーターの後に受水槽用の子メーターを設置し、空調給水用の水量は差し引きで算定していたが、受水槽用メーターの故障で空調用給水料金が多くなった。

40)多人数、一度にくれば水不足―不可変動に対する考慮ー

事例1:宗教団体の集会場で、常時は5~6名の勤務状況であるが、総会や研修時のある際はバス到着時に低水位警報が発報する。対策としては高架水槽を増設した。

事例2:上記と同じような状況で、常時居住者が少ないため引込管は25φで受水槽は絶対量不足である。この場合は、地下にピットに便所専用の受水槽及び屋上に専用の高置水槽を設けた。

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