「電気設備の失敗例と対策」①

2020年12月03日

3.1.1 幼児の通路に点滅器は禁物

離れに作った書斎の照明スイッチを主家で操作するようにしてあった。ところが書斎で書見中に時々照明が消える。この家の幼児が壁に垂れ下がっている紐を引っ張ってしまう。

幼児は良しあしを判断できないので、紐を短くするなどの対応をしておかなければいけない。

3.1.2 テレビで食品が腐る

ブラウン管テレビの時代の話である。900×600のテレビコーナーにある茶箪笥の中の食物が腐ってしまうというトラブルである。テレビのワット数は100ワットであったが、空気の流れが阻害されるので下にある茶箪笥の内部も高温になる。排気筒をテレビコーナーの凹部に設置して解決したとの事であるが、現代人としてはこのような使い方には疑問を感じる。

3.1.3 葉隠れの照明

-育ちを見込んだ植え込みに隠される-

植え込みに設置された照明は、植物の成長に配慮して高さを決めないと数年で役に立たなくなる。これは現在でもよく見られるマタカのトラブルである。

3.1.4 カウンターテーブルのすき焼き機が断線

これも昔の話である。カウンターテーブルですき焼きをしたいと考え、電気コンロをビルトインし使用しない場合は蓋をするということにした。しかし、料理中にさし水をこぼして電熱コンロのニクロム線が断線し、やむを得ずガスコンロに変えたとの事である。

現在の電気コンロは飲食テーブルに組み込んであっても違和感がないのが良い。

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