CO2消火設備事故について
2021年04月22日
新宿区下落合のマンションでの炭酸ガス消火設備事故に関しては、自分の知っている範囲と事故原因の関係が良くつかめず、技術者としては落ち着かない気持である。
炭酸ガス消火設備は状況によっては人身事故になる恐れがあるので、放出にあたっては、スプリンクラーなどのように熱を感知して放出するのではなく、出火を確認したうえで押し釦で起動することにとなっている。
事故の問題点は、なぜ炭酸ガスが放出されたのかということである。
改修工事は天井工事なのでここに設置されている消火設備関係のものは、火災報知機と炭酸ガス放出用ノズルだけの筈である。
火災報知設備とCO2ボンベの解放装置は連動していないと思われるが詳細は不明である。
新聞の報道だけではよくわからない。
現役引退後長いので、消火設備の施工会社での知り合いはいない。
昔の設備技術者仲間に連絡して訊いてみた。彼も詳しくは分からないということであった。新聞に載っているように「電気のご信号で作動か」ということになった。
事故の話とは別に、近況その他を話し合って30分以上になった。
久し振りであったので大変楽しい時間であった。