◆マンションの浸水対策⑦

2022年04月05日

□半地下住宅・マンションの浸水対策

・半地下住宅・マンションの設計・計画において、最下階の排水が公共下水の本管に直接放流可能な場合があるが、これは絶対にやってはいけない。豪雨時でなくても本管が満流状態となり、建物側排水が不具合になるからである。

・具体的に言えば、最悪の状態は排水の逆流である。下水配管の本管は上流からつながっているので、排水本管が満流状態になると、下水本管上流からの圧力(水位)で、建物最下階の器具類から排水が噴出・逆流する。住宅の場合は、排水口を何かで塞ぐだけでも対応可能であるが、マンションの場合は上流階からの排水が圧力があるので、噴出を難しい。    

・逆流しない場合でも、マンション上階からの排水が最下階の住宅に噴出する。

・筆者の2例のコンサルタント事例では、貯留槽を設けてポンプアップ排水に改善させた。

・東京都では、下水道条例施工規定第5条でポンプアップ排水とすることを定めている。




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