建築設備トラブル㉚ 現象要因別トラブル㉖
夏期に施工した、外壁に立ち下げた雨排水用塩ビ管が、雪解け水で収縮して破断した事例は類書にある。
マンション設備のトラブルは若干特殊である。
マンション設備は共用部と専用部に分けられ、管理人は専用部設備にしか関与しない。
トラブルは概ね専用部住戸で発生するが
その原因は共用部や、上下・両隣りの住戸にあることが多い。
そのため、管理人や管理組合の動きが鈍いので解決が長引くことが多く
困った当事者はホームページの無料相談サイトへの投稿となる。
小生は以前からホームページ「NPO住宅110番」で無料相談の回答者を行っている。
ここでの相談と回答の一部は、著書「マンション設備トラブル『マサカ』の話」に載せた。
ここでの相談と回答事例を、トラブルのジャンル別に下記ブログにまとめた。
困った相談者の生々しい状況が見られるので、興味ある方は覗いてください。
「マンション設備のトラブル相談②」(https://masakanohirosan.livedoor.blog/)
※当初のブログが閉鎖されたので上記に開設したが、一部見にくいところもあるのでご了承ください。今後修正してゆく予定です。
夏期に施工した、外壁に立ち下げた雨排水用塩ビ管が、雪解け水で収縮して破断した事例は類書にある。
いたずら事故ではないが、機械室床に設置された、排水槽電極棒保持器が蹴飛ばされ、ぐらつきによる機能不全事例は類書にあった。
人類の祖先を遠く溯ると類人猿を通り越して猿に至ると言われている。ところが21世紀を迎えたという現代に「猿以前」の一族が日本人の一部として棲息している事はある種の業界の方々以外には殆ど知られていない。ここでは業務を通じて知り得た「猿以前族」の生態の一端について報告する。
横浜の築50年以上の高級マンションは、設計当初はアパートで、その後分譲マンションななったが、冷暖房、給排水・給湯設備はセントラル方式であった。定年後まもなくから、僕のグループのビル管理会社から相談を受け面倒を見ていた。