建築設備トラブル㉗ 現象要因別トラブル㉓
ある種の建物・施設では、使用者による破壊行為が予想されることがある。この場合は、設計当初から配慮しておく必要があるので、設計条件に挙げられ、実施設計段階では運用状況に合わせて詳細が決められる。普通の建物ではまれに普段使われない操作用端末の配置について指示があることはあるが、破壊行為を予想した設計が行われることは少ない。建物の利用者によって、施設が壊されたり、設備の機能不全を引き起こす例はよくあるが、設計者の耳に届くことは少ない。