建築設備トラブル⑳ 現象要因別トラブル⑯
【故障・事故】建築設備に限らず、機器・装置に関する最も重要な共通認識は「機械・装置は必ず故障する」ということである。したがって建物用途や設備の重要度に応じて、バックアップ機器やシステムが設置される。また、バックアップがない場合でも警報や安全装置が設けられている。
マンション設備のトラブルは若干特殊である。
マンション設備は共用部と専用部に分けられ、管理人は専用部設備にしか関与しない。
トラブルは概ね専用部住戸で発生するが
その原因は共用部や、上下・両隣りの住戸にあることが多い。
そのため、管理人や管理組合の動きが鈍いので解決が長引くことが多く
困った当事者はホームページの無料相談サイトへの投稿となる。
小生は以前からホームページ「NPO住宅110番」で無料相談の回答者を行っている。
ここでの相談と回答の一部は、著書「マンション設備トラブル『マサカ』の話」に載せた。
ここでの相談と回答事例を、トラブルのジャンル別に下記ブログにまとめた。
困った相談者の生々しい状況が見られるので、興味ある方は覗いてください。
「マンション設備のトラブル相談②」(https://masakanohirosan.livedoor.blog/)
※当初のブログが閉鎖されたので上記に開設したが、一部見にくいところもあるのでご了承ください。今後修正してゆく予定です。
【故障・事故】建築設備に限らず、機器・装置に関する最も重要な共通認識は「機械・装置は必ず故障する」ということである。したがって建物用途や設備の重要度に応じて、バックアップ機器やシステムが設置される。また、バックアップがない場合でも警報や安全装置が設けられている。
建築設備の目的は各設備に要求される所定の機能を維持することであるが、もろもろの原因で機能障害が発生する。
【伝播経路と騒音の増幅】音の伝播は音や振動の伝達は、騒音源との位置関係により違いがある。騒音源がすぐ近くにある場合は、受音室との関係により、上階への伝播、下階への伝播、隣室への伝播がある。離れた階に伝わる場合は隔階への伝播と考える。
(一社)日本建築学会からは、室内騒音の騒音等級や、室用途別の騒音レベルの推奨値が提案されている。