建築設備トラブル概論⑯ 現象要因別トラブル⑫
騒音トラブルは設備の3大トラブルの一つであるが、設備だけでなく、建築的な原因によるトラブルも多い。設備関係の物だけではないが騒音トラブルだけで結露と同じように1冊の本が出来ているほどである。(「建築と音のトラブル」学芸出版社。これは大変参考になる。良書である。)
マンション設備のトラブルは若干特殊である。
マンション設備は共用部と専用部に分けられ、管理人は専用部設備にしか関与しない。
トラブルは概ね専用部住戸で発生するが
その原因は共用部や、上下・両隣りの住戸にあることが多い。
そのため、管理人や管理組合の動きが鈍いので解決が長引くことが多く
困った当事者はホームページの無料相談サイトへの投稿となる。
小生は以前からホームページ「NPO住宅110番」で無料相談の回答者を行っている。
ここでの相談と回答の一部は、著書「マンション設備トラブル『マサカ』の話」に載せた。
ここでの相談と回答事例を、トラブルのジャンル別に下記ブログにまとめた。
困った相談者の生々しい状況が見られるので、興味ある方は覗いてください。
「マンション設備のトラブル相談②」(https://masakanohirosan.livedoor.blog/)
※当初のブログが閉鎖されたので上記に開設したが、一部見にくいところもあるのでご了承ください。今後修正してゆく予定です。
騒音トラブルは設備の3大トラブルの一つであるが、設備だけでなく、建築的な原因によるトラブルも多い。設備関係の物だけではないが騒音トラブルだけで結露と同じように1冊の本が出来ているほどである。(「建築と音のトラブル」学芸出版社。これは大変参考になる。良書である。)
一般に建物や施設内で発生する臭気の源は、厨房、便所、浄化槽、水処理施設である。工場や学校、特殊施設では局所的又は全体的に臭気発生源がある。臭気は基本的には不快なものであり健康に良いわけではないから、設備計画時に配慮が必要である。
【温 度】ビル管法では17℃~28℃とするように規定されている。したがって、余程の特殊ケースでない限りこの規定の遵守は容易である。しかしその割にはクレームは多い。
水のトラブルは言い換えれば、どのような形であれ水の存在自体が問題となっている。