マンション設備のトラブル


マンション設備のトラブルは若干特殊である。

マンション設備は共用部と専用部に分けられ、管理人は専用部設備にしか関与しない。

トラブルは概ね専用部住戸で発生するが

その原因は共用部や、上下・両隣りの住戸にあることが多い。

そのため、管理人や管理組合の動きが鈍いので解決が長引くことが多く

困った当事者はホームページの無料相談サイトへの投稿となる。

小生は以前からホームページ「NPO住宅110番」で無料相談の回答者を行っている。

ここでの相談と回答の一部は、著書「マンション設備トラブル『マサカ』の話」に載せた。


ここでの相談と回答事例を、トラブルのジャンル別に下記ブログにまとめた。

困った相談者の生々しい状況が見られるので、興味ある方は覗いてください。

「マンション設備のトラブル相談②」(https://masakanohirosan.livedoor.blog/

※当初のブログが閉鎖されたので上記に開設したが、一部見にくいところもあるのでご了承ください。今後修正してゆく予定です。

最近ではカセット型ファンコイルユニットが停止した際の、吹出し口の結露がある。停止中にも冷水が流れていると、カセット型の場合はコイルがユニットの上部にあるので、内部の空気が冷やされて(運転時より低くなる)吹出し口の方に流れ、吹出し口が結露したというトラブルである。このような原理であれば、従来のFCUでも発生の可能性はあるが、コイルの列数・コイルから吹出し口までの距離・吸込みフィルターの抵抗(これが小さいと自然対流を起こしやすい)などの違いで、このトラブルは発生していないのであろう。

先日来、いよいよ技術資料の整理にかかっている。
技術誌・建築誌は適宜整理済みである。ただし興味のある資料は切り取ってある。
取っとき魔であるから、専門分野で技術的に興味のあるものは、ファイリングしてある。
設備トラブルに関するもの以外は、整理することとした。

筆者は始めての現場で、空調機の真上(上の階の空調機の真下)の火災報知機の誤作動を経験した。この時は、火報のボックスはちょうどドレンパンの真下であったので、躯体とともに電気のボックスが冷やされたのである。また、空調機は外気・レタンガラリと接続されておらず、混合されたものを吸込むような形となっていたので、空調機室内の温湿度が高くなっていたのもその原因であろう。

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