建築設備トラブル概論8.エンジニアリングトラブルと建築計画関連設備トラブル③
「責任施工」という言葉がある。現在はマンションの大規模改修工事などでの発注方式の一形態であるが、筆者の設備工事会社時代は、性能検証も含めて受注工事は「責任施工」であるのが当然であった。
マンション設備のトラブルは若干特殊である。
マンション設備は共用部と専用部に分けられ、管理人は専用部設備にしか関与しない。
トラブルは概ね専用部住戸で発生するが
その原因は共用部や、上下・両隣りの住戸にあることが多い。
そのため、管理人や管理組合の動きが鈍いので解決が長引くことが多く
困った当事者はホームページの無料相談サイトへの投稿となる。
小生は以前からホームページ「NPO住宅110番」で無料相談の回答者を行っている。
ここでの相談と回答の一部は、著書「マンション設備トラブル『マサカ』の話」に載せた。
ここでの相談と回答事例を、トラブルのジャンル別に下記ブログにまとめた。
困った相談者の生々しい状況が見られるので、興味ある方は覗いてください。
「マンション設備のトラブル相談②」(https://masakanohirosan.livedoor.blog/)
※当初のブログが閉鎖されたので上記に開設したが、一部見にくいところもあるのでご了承ください。今後修正してゆく予定です。
「責任施工」という言葉がある。現在はマンションの大規模改修工事などでの発注方式の一形態であるが、筆者の設備工事会社時代は、性能検証も含めて受注工事は「責任施工」であるのが当然であった。
機能不全や機能障害など、各設備の専門分野で要求される本来機能の不具合はもちろんエンジニアリングトラブルといえる。また、各設備に付随して発生するトラブル(漏水、騒音等々)も基本的にはエンジニアリングトラブルであるが、建築計画が原因のトラブルもある。
建築設備のトラブルは多種多様であるが、大きく分けると、エンジニアリングトラブルと建築計画関連トラブルに分類することができる。建築設備は建物の一部であるから、設備トラブルの原因が建築計画・設計・施工にあることは多い。
このホームページに掲載している「建築設備トラブル概論」の原稿は100頁以上ある。知り合いの出版社の方からは「最近の若い方は絵とか漫画出ないと読んでくれない」と出版は断られたが、他の方にも見せたいのでコピーが必要である。