マンション設備のトラブル


マンション設備のトラブルは若干特殊である。

マンション設備は共用部と専用部に分けられ、管理人は専用部設備にしか関与しない。

トラブルは概ね専用部住戸で発生するが

その原因は共用部や、上下・両隣りの住戸にあることが多い。

そのため、管理人や管理組合の動きが鈍いので解決が長引くことが多く

困った当事者はホームページの無料相談サイトへの投稿となる。

小生は以前からホームページ「NPO住宅110番」で無料相談の回答者を行っている。

ここでの相談と回答の一部は、著書「マンション設備トラブル『マサカ』の話」に載せた。


ここでの相談と回答事例を、トラブルのジャンル別に下記ブログにまとめた。

困った相談者の生々しい状況が見られるので、興味ある方は覗いてください。

「マンション設備のトラブル相談②」(https://masakanohirosan.livedoor.blog/)

※当初のブログが閉鎖されたので上記に開設したが、一部見にくいところもあるのでご了承ください。今後修正してゆく予定です。

工業生産品としての建築設備について、トラブルとの関係を述べると、問題は一般の工業生産品と比べてトラブル発生が非常に多いことである。「設備と管理」誌の連載では、「マサカ」のトラブル事例について取り上げているが、裏を返せば「マタカ」のトラブルは一般的すぎて、連載の話題としては面白くないということにもなる。ともあれ、トラブル・不具合が発生するということは、製品の品質管理が行き届かないということである。

(概要)横浜市緑園都市のマンション5階にあるTa氏邸においては、夜間に唸り音のような音が聞こえ、居住者の睡眠の妨げになっているということである。しかしながらこの音は騒音というには非常に小さく、管理組合に話をしたが、理事の皆さんは聞こえないという事で筆者に相談があった。調査の結果、騒音レベルは25db程度と低く(暗騒音20db)、騒音計の針の動きで分かる程度。相談者は空耳ではないことを証明してもらいたかったとの事。天井板の共鳴(?)騒音源と対応難は指摘した。通常の場合はトラブルとして扱ってもらうレベルにはない為、今回当事務所に調査依頼されたものである。騒音測定・調査報告書・検討書作成。その後の別日、夜間に管理組合の理事さんに聴いていただき、状況を理解してもらった。

一品生産で、言い換えればすべての製品が特注品ということでは、工場用設備と変わりがないが、上記の特徴の逆が建築用設備と考えれば、問題点のありかがはっきりする。このあたりのことについては、前項でいろいろ述べたので省略するが、大きな違いは、設計条件のあいまいさと、施工中の設計変更がおおいこと、事業者側に設備専門技術者がいる場合が少ないことであろう。

自分史を兼ねていろいろやってきたことを纏めているが、建築設備のトラブル相談への対応もその一つである。定年後間もなくは、建築設備トラブル相談のホームページを開設していたため(現在は閉鎖)いろいろな相談があった。これらは簡単に解決するものもあったが、事業者側の対応が悪く解決するまでメールのやり取りだけで一年以上要するものもあった。これらを纏めるにあたり、下書き段階としてこのホームページで紹介することとした。手始めに実績紹介を行う。MA、MMA等は著書での紹介事例記号である。

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